梅毒の症状と治療法について知ろう!

梅毒とは

患者数が若者中心に急激に増加中で、非常に社会的問題になっている梅毒について皆さんはどれくらい知っていますか?というか、むしろ知っていなければマズイ状況にあります。梅毒は進行するまで気付かないケースがほとんどで、その理由はなんと恐ろしいことに、性感染症のサインでもある性器の痒みや痛みなどの違和感が出ないため、進行するまで放置状態になってしまうんだそうです。梅毒経験者や梅毒についてよく知っている人ならば気付くケースもあるようですが、ほとんど稀だそうです…。

梅毒とは

梅毒はトネポレーマ・パリダムに感染して発症しますが、症状が全く出ない無症候梅毒と症状が出る顕症梅毒の2種類があって、顕症梅毒については4期に分かれて病気が進んでいくそうです。現代では医学の発展により、3期~4期まで進行するケースは少なくなりましたが、不特定多数との性的接触や風俗店の利用、コンドームの不着用が増えていることが原因で梅毒の感染患者数がどんどん増えており、今後このままでは治療をせずに放置して進行してしまう患者も増える可能性があります。

今は自分の身は自分で守る時代、大きなリスクを伴う梅毒に感染するくらいならコンドームをしっかり着用したり、大切なパートナーとだけ関係を持つことが理想とも言えますよね。梅毒になってるかもと心当たりがある人は、自宅で手軽に検査ができるキットが通販で売っているので是非使ってみてください。

梅毒の症状と特徴

正直見た目も良くない梅毒は、症状が出る顕症梅毒の場合、4期に分かれて進行していくのが特徴です。また梅毒はエイズと同時に感染しているケースが多いことでも知られています。

感染から3週間~3ヶ月後の第1期で一番出やすい症状は、太もも部分のリンパの腫れだそうで、他には軟性下疳や潰瘍ができるものの痛みはないことが多いそうです。

3ヶ月~3年後の第2期では梅毒性バラ疹と呼ばれる、バラの花びらのような湿疹が手のひらから足の裏まで全身の至るところに発生すると同時に倦怠感や発熱、全身のリンパ節の腫れが見られます。

梅毒の症状と特徴

第1期~2期の症状は放置していたとしても数日から数週間で消失するので、体内にトネポレーマ・パリダムが残っているのにもかかわらず、治ったと勘違いしそのまま病気が進行して、最悪の場合第3期へと進んでしまうケースも稀にあるそうです。

3年~10年後の第3期になると、皮膚、筋肉などにゴム腫と呼ばれる腫瘍ができますが、現代ではここまで進行するケースはほとんどないそうです。

そして最終段階の10年後以降の第4期は、第3期同様現代ではほとんどないですが、体内の各臓器に腫瘍が発生し、最悪死に至ります。梅毒は知らない間に進行していることが多いので、普段から体調の変化などに注意して生活していくことが大切ですね。

梅毒の治療法

大流行中の梅毒の治療法はどんなものがあるのか?非常に身近な性感染症になってしまった今、ちゃんと知っておきたいところですよね。

梅毒は抗生物質の投薬治療が基本となっていて、経口ペニシリンを1日に500㎎を3回服用して治療していきます。中にはペニシリン系にアレルギーを持っていてどうしても使えない患者さんもいるので、そういった場合はミノサイクリンを使うそうです。

梅毒の治療法

感染の進行状況によって投与期間が変わり、第1期では2~4週間、第2期では4~8週間に渡り治療が行われます。また抗生物質を服用すると副作用と似たような反応で、39度前後の熱や倦怠感などの症状や発疹などの症状が一部強く出ますが、これは体内の梅毒の原因となっている細菌を退治している反応と考えてください。服用から大体1時間から4時間くらいで反応が出ることが多いそうですが、24時間経つと楽になってくるそうなので安心してくださいね。

またこの反応は、ヘルクスハイマー反応と呼ばれていて、第2期の症状を持つ患者の約半数に見られるそうです。早めの検査、早めの治療を行って、第2期に入る前には綺麗に治してしまいたいものですね。

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