生理中にも性病検査はできるのでしょうか?

生理中には検査ができない病気

性病かどうか検査をしたい!と思っても生理中だと検査できるのか気になりますよね。

性病検査の方法は、調べる性病の種類によって検査方法がいくつかあります。その中でも腟分泌液検査という膣内の分泌物を綿棒で採取する検査は、生理中だと分泌液に血が混ざって正確な結果が出ません。この腟分泌液検査でわかる病気は、クラミジア、淋病、トリコモナス、カンジダ、性器ヘルペス、尖圭コンジローマです。

生理中には検査ができない病気

性病は少しでも気になったら早めに受けてほしいのですが、気になる病気がこれらの病気の場合は生理が終わったあとに検査を受けるようにしましょう。

生理中でも早く知りたい、という気持ちもわかりますが、もし感染していたとしても生理が終わるまでの1週間ほどで症状が急激に悪くなることは考えられません。また性器のかゆみや痛みががまんできないほどの症状であれば検査は無理でも処置だけしてもらい、生理が終わったら改めて検査をしてもらいましょうね。

生理中でも検査ができる病気

生理中でもわかる性病の検査もあります血液検査やのど検査など、腟分泌物を採取する検査でなければ生理の影響を受けないので検査ができます。

血液検査でわかる病気はHIV、梅毒、B型肝炎、C型肝炎です。

生理中でも検査ができる病気

のど検査でわかる病気は咽頭淋病、咽頭クラミジアです。 HIVは手遅れになる前にすぐにでも発見しておきたい病気です。生理中でも関係なく採血でできる検査なので、少しでも気になる症状がある場合は検査を受けましょうね。

梅毒は発見できれば治せる病気ですが、放っておくと手遅れになる怖い病気です。同じ血液検査でわかるのでB型肝炎などとともに検査を受けておくといいでしょう。

生理中の症状に要注意

生理中は、軽いものから重いものまで何かしら普段と違う体調不良が起こりやすいですよね。「今日は頭が痛い」「生理初日でお腹が痛い」「体がだるいな」なんて症状は生理中なら誰にでもあることです。 もし生理前に気になる性行為があった場合、こうしたいつもの生理痛だと思っている症状が性病の症状である可能性もあるんです。

生理中は体が敏感です。初期症状の出にくい性病でも、生理中だからその症状を感じている場合だってあります。とくにクラミジアや淋病は下腹部の痛みの症状や不正出血もあり、生理不順の人は見逃しちゃう危険があります。

生理中の症状に要注意

そして生理が終わってこれらの症状が治まると、気になっていたことも忘れてそのまま放って置いてしまうことも。そうすると、もし性病に感染していた場合、早期発見が遅れてしまい、将来不妊になったり、万が一性病にかかったまま出産すると母子感染する性病もあります。

癌に進行してしまう性病や最悪命を落としてしまう性病もあるんです。こうしたことを防ぐためにも、検査で早期発見をして早期治療をすることが重要なのです。 「生理中に気になっていても性病かどうかわからない」「生理が終わったら忘れてしまいそう」あるいは「病院に行くのは抵抗がある」という人は、生理中に性病検査キットを取り寄せて、生理後に利用してみるのがオススメです。

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