辛い性病の症状とそれぞれの治療法について知ろう!

性病の辛い症状

性感染症の中でも多いと言われているクラミジア感染症、淋病、エイズ、梅毒、カンジダ症の辛い症状について簡単にまとめてみました。

女性のカンジダ症とクラミジア感染症に感染した時の症状は少し似ていて、主な症状はおりものの変化や下腹部痛、性器周辺のかゆみや違和感などが挙げられます。かゆみや違和感に関しては、どちらかというと灼熱感を伴うこともあってカンジダ症の方が辛く、寝ている間に掻いてしまっているという人もいるくらい酷いものだそうです。下腹部痛に関してはどちらかというとクラミジア感染症の方が強く出ることが多く、その痛みは性交時にも見られることがあって女性は大変辛い思いをすることになります。淋病は一目でわかる黄色っぽいおりものが増加し、下腹部痛の症状がメインになります。

男性がクラミジア感染症にかかった場合は、尿道の違和感や痛みが出てきて白い膿が分泌されます。カンジダ感染症にかかった場合にも膿が見られますが、クラミジア感染症との大きな違いは恥垢と呼ばれる白いカス状のものが発生すること、赤くただれたようになることです。

病名 女性にあらわれる症状 男性にあらわれる症状
クラミジア感染症 ・性器周辺のかゆみ
・下腹部痛
・尿道の違和感や痛み
・白い膿の分泌
カンジダ症 ・性器周辺のかゆみや違和感
・ヨーグルトのようなおりものの発生
・性器周辺のかゆみや違和感
・恥垢の発生
淋病 ・下腹部痛
・黄色っぽいおりものの発生
・精巣上体の腫れ
・強烈な痛みを伴う尿道炎

梅毒は男女共に4段階で症状が進んでいくことと、症状がある梅毒・ない梅毒にはっきり分かれているのが特徴的です。1段階目では太もものリンパの腫れが見られ、2段階目では梅毒性バラ疹と言われる全身にバラのような湿疹が出てきます。3段階目は現代はお薬の進化によってほぼ見られなくなりましたが、全身にゴム腫と言われる腫瘍ができます。4段階目では、臓器などに腫瘍ができて最終的には死に至ります。

梅毒 男女共にあらわれる症状
1段階目 太もものリンパの腫れ
2段階目 全身にバラのような湿疹(梅毒性バラ疹)
3段階目 全身にゴム腫と言われる腫瘍
4段階目 臓器などに腫瘍ができる
最終的には死に至る

今注目されているエイズも男女共に同じ症状で、近年「いきなりエイズ」と言われる、エイズに感染した患者が別の病気にかかって初めて検査を受けたら実はエイズに感染していたことが判明した、というケースが非常に増加しているそうで、大体の患者さんが口腔内がカンジダによる白い苔で埋め尽くされ、梅毒とエイズの両方を併発しているそうです。

性病の潜伏期間について

性感染症には発症するまでの潜伏期間があって、それぞれ短いものだと翌日から、長いものだと年単位の時間をかけて発症するそうです。

男性の性感染症でとても多い雑菌性尿道炎は、性器に菌が入って感染してから早くて1日、長くて1週間程度で発症します。淋病やカンジダ症も、大体2日から長くて1週間程度、膣トリコモナスや性器ヘルペスは少し長めの1週間から3週間程度なんだそうです。あんまり考えたくないですけど不特定多数の相手と関係を持っている人の場合は、日を逆算すれば大体の見当はつきそうな感じですよね。

男女共に多いクラミジア感染症は大体1週間程度で発症しますが、人によっては3週間もかかって発症するケースもあるようなので絶対油断はしちゃダメってことですねえ。もっと長いものだと尖圭コンジローマで数ヶ月、エイズの場合はかなり長くて数年から10年以上の潜伏期間を経て発症に至ります。

病名 潜伏期間
雑菌性尿道炎 性器に菌が入って感染してから1日~1週間程度で発症
淋病
カンジダ症
感染してから2日~1週間程度で発症
膣トリコモナス
性器ヘルペス
クラミジア感染症
感染してから1週間~3週間程度で発症
尖圭コンジローマ 感染してから1ヶ月~3ヶ月程度で発症
エイズ 感染してから2年~10年程度で発症

性感染症ごとに期間が違ってくるので、もしかしたらこの病気かも?という予測もできるかもしれませんが、特にパートナー以外との接触を持った場合はなるべく早くに検査を実施することをオススメします!

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