意外と知られていない喉(のど)の性病について知ろう!

喉(のど)に感染しやすい性病「クラミジア」

風邪の症状に良く似た喉の痛みが主な症状となる咽頭クラミジア感染症は近年増加傾向にあり、罹患率は女性の方が圧倒的に多いそうです。オーラルセックスやディープキスによって感染するという強い感染力があり、コンドームを着用しても防ぎきれないことから風俗産業が盛んな日本では海外よりも患者数が多いのが現状です。

ディープキスだけで感染した場合は性的接触が行われることなく感染したことになるので、えー!まさか性感染症にかかった?!キスしか最近してないし、そんなわけないよね?!といった感じで非常に気付きにくいんですけど、風邪のような喉の痛みやいがらっぽさ、痰などの症状が長引いている場合は、咽頭クラミジア感染症の可能性があると考えていいと思います。これを読んで、私ってもしかしてそうかも?って思った皆さん!大切なパートナーにうつさないためにも早急な対応が必要ですよ~!

喉(のど)に感染しやすい性病「淋病」

咽頭クラミジア感染症よりも感染率が高いのが咽頭淋病で、男性よりも女性の患者数が圧倒的に多く、近年増加しているオーラルセックスなどの性的接触が原因と言われています。性器に淋菌が発見された場合は、ほぼ咽頭にも感染していると考える必要があり、検査も性器と咽頭の両方に対して実施していきます。

咽頭淋病も咽頭クラミジアのような喉の症状が見られることが多いんですが、大体の人がその症状に気付かずに普段通りに過ごしてしまってパートナーに移してしまう…という悲しいケースが増えているそうです。中には発熱を伴う症状が出たので風邪かと思って病院に行ったら、なぜか別のクリニックの受診をすすめられて、結果咽頭淋病だったなんて笑えない話もあるくらいなので本当に気付きにくい性感染症なんですよ。もしかしたら?と思うような行為をしたという心当たりのある人は、定期的に検査を実施してくださいね~!

カンジダは常に口の中にもいる常在菌

口腔内や咽頭部に感染する性感染症で一番わかりやすい症状が出るのが、口腔カンジダ症です。カンジダ症は性器と口腔の2種ありますが、どちらも目視でわかるような症状が出るので気付きやすいのが特徴です。

通常の健康な人には発症しないのですが、元々口腔内に常在している菌なので少し心身のバランスが崩れたり、抵抗力や抵抗力が低下したりするとあの不快な症状が出てきてしまいます。あとは性器カンジダ症を罹患している人から直接感染したりもします。カンジダは水虫と同じ真菌と呼ばれる菌の一種で、皮膚や粘膜の他、臓器にも感染することもあるそうです。

また口腔内に発症するカンジダ症は4種類あって、舌や口唇、口腔粘膜に白い苔状のものが発生し、ティッシュなどで拭うと組織が剥がれますが非常に強い痛みを伴うことが多いです。HIVに感染した場合も、免疫力低下のため口腔カンジダ症を発症します。口の中に異常を発見したら、パートナーとの接触は避けて早急に検査を実施しましょう。

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